medisere メディセレ 川井 児島

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アプロドットコム 社長 大山 恵理子 氏
対談目次   ● 薬剤師の就職状況はどのように変化するか

薬剤師の就職状況はどのように変化するか
 

児島 : 今回は私の大学の先輩でもあり、社長としても先輩である、アプロドットコムの社長、大山恵理子先輩とお話をさせていただきます。

さて、私は何度かブログにも、薬剤師に不況はないと書かせていただきました。それはメディセレにたくさんの企業様から、求人案内をいただけているからです。
しかし、今、100年に1度と言われる不況にあり、また、薬学をとりまく世界においても、4年制教育が6年制教育になったり、登録販売者制度が始まったりと、大きく変換期が来ております。その状況下も踏まえて、人材派遣会社の社長である、大山先輩にご意見を伺いたいと思います。

今後の薬剤師の就職状況はどのように変化すると思われますか?

大山 : 率直に申し上げて、かなり厳しい局面を迎えると思います。
何故なら、薬科大学の新設や登録販売者制度の導入などの規制緩和による影響で供給が需要を上回る状態がすぐそこまで来ているからです。

児島 : そうですよね。だからこそ薬剤師は研鑽が必要ですよね。では、今現在の薬剤師の給与と今後の給与について教えてください。

大山 : 業種によって異なりますが、調剤薬局を例にとるとおそらく、30歳で400〜450万くらいの年収で薬局長になったとしても600万円くらいで頭打ちでしょう。
それ以上を希望する場合は薬剤師としての能力はもちろんのことそれ以外の秀でた能力、例えばマネージメント力であったり、教育研修ができるとか、ジェネラリストとしての視点で経営に参画したりだったりただ単に薬剤師という資格だけでは高給を望めないと思います。

児島 :では今、求められている薬剤師像とはどんなものでしょうか。

大山 : まず、資格に頼らない薬のプロであれ!と言うことですね。
同様に、医療はサービス業だという認識にたって、国民の健康増進に貢献するという強い使命感が必要だと思います。
一言で言うと、必要とされる存在になることでしょうか。

児島 : そうですね。医療人としての自覚と薬のプロの自覚が必要ですよね。
また、国民の健康の増進への貢献ということから、メディセレでは心理カウンセラーの役割を負って欲しいと願い、その養成を行っております。そして、私がMBAで学んだ経営感覚をメディセレスクール生には少しでももってもらえるよう伝えています。

では、次に薬剤師の転職理由ナンバーワンはなんでしょうか。

大山 : 残念ながらほとんどの方が、(ご自身の向上心と反比例して)より高待遇、好条件を求めての転職といったところでしょうか・・・。
しかし、一部の志の高い方は勿論やりがい、生きがいを求めて転職を考えられます。

児島 : そうですね。仕事は1日の中で大半の時間を占めています。それだけに、そこに生きがいというものを見いだして、仕事に自信と誇りを持っていただきたいと私も願っております。
ところで、大山社長が就職支援をしていて、一番感動したことと困ったことがあれば教えてください。

大山 : そうですね…一番感動したことという過去形でなく、現在進行形ですが、求人企業の方、転職をお手伝いした薬剤師さん双方から「ありがとう。」と喜んでいただくことです。その時はやはり嬉しいです。
また、困ったことも、こちらも現在進行形ですが自己認識の足りない薬剤師さんが非現実的な高い条件希望を出され、こちらが認識のずれを指摘した場合、十分伝わらないケースが多々あることですね。

児島 : なるほど!やはり、どんな仕事をしても、人に喜ばれるということは一番嬉しいことですよね。そういう意味で、薬剤師は人の役に立ち喜んでいただける職業なのですから、薬剤師としての自信と誇りを持って頑張っていただきたいと思います。
それでは最後に薬剤師、あるいは学生へ大山社長からメッセージをお願いいたします。

大山 : 今後は薬剤師市場は供給過多になり、買い手市場になります。
甘えず、謙虚に、医療人として研鑚を積んだ人だけが高い市場価値を勝ち得る時代が来ました。
いつの時代も本物は生き残り、必要とされます。
是非、国民から尊敬されるプロの薬剤師を目指して頂きたいと思います。

児島 : ありがとうございました。

 
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