medisere メディセレ 川井 児島

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薬学教育対談 ファルメディコ株式会社 代表取締役社長 医師、医学博士、日本外科学会外科認定医 薬剤部長 狭間 研至 氏
対談目次   ● 「謎解き」は処方の前に・・・

「謎解き」は処方の前に・・・
 

児島 : 狭間先生、お久しぶりです。

狭間 : お久しぶりです。

児島 : 狭間先生とはもう、8年ぐらいのおつきあいですよね。

狭間 : いつも熱く語ってしまいますよね。

児島 : 今日もよろしくお願いいたします。
では、まず狭間先生の取り組みをお聞かせください。

狭間 : 現在、私が取り組んでいることは、以下の3つです、
1. 医療
在宅医療や地域医療の現場で医師として活動するだけでなく薬局、薬剤師の新しいあり方を模索し、その具現化に取り組んでいます。
2. 教育
一般社団法人 薬剤師あゆみの会、一般社団法人 在宅療養支援薬局研究会の理事長として、薬剤師の生涯教育、在宅医療の現場で求められる知識や技術の伝達などに取り組んでいます。
3. IT
様々な情報通信技術やモバイルデバイスの活用を通じて、在宅医療現場での新しい医療の形などについて模索しています。

児島 : 医師の立場から、薬剤師のあり方を模索して頂けるのは、本当にありがたいです。
そういえば、狭間先生はソフトバンクの社長、孫さんと対談をなさったのですよね。

狭間 : はい。「ITで医療は変わるのか? 〜孫 正義と9人の医療従事者が徹底討論〜」というお題で討論会を開催し、Ustream(ユーストリーム:インターネットで動画を共有するサービス)で生中継しました。
この討論会では、ITを活用して医療現場の変革に取り組む医療従事者グループ「チーム医療3.0」の活動内容を紹介し、今後の医療分野のIT化「医療クラウド」についての議論をしました。

児島 : チーム医療3.0とはどういうものですか?

狭間 : チーム医療3.0が掲げるのは“脱Webシステム”です。webシステムというのは、インターネットに接続してWEBブラウザというWEBを表示/操作するツールをつかって、様々なコンテンツやサービスを利用するシステムのことです。

児島 : この対談を掲載するメディセレのホームページもwebシステムを利用したサービスですね。
私はwebブラウザとしてInternet Explorerを使っています。

狭間 : そう、それです。
WEBブラウザにURLと呼ばれる情報を入力し、自分が見たいコンテンツやサービスをHTMLと呼ばれる書式で書かれた情報をHTTP/HTTPSと言う手段でダウンロード、表示するといった感じです。
いいところもたくさんあるのですが、サーバーとのやりとりに時間がかかったり、ほとんどの処理をサーバーで行いますのでこれが時間のロスにつながったりする場合もあります。
また、児島社長もお使いだと思いますが、「戻る」ボタン。あれは時に使用すると正しく処理が行われなくなることがあるのです。

児島 : 「戻る」ボタンはとても便利で私はよく使用します。
あの機能は、webシステムのメリットでもあり、デメリットでもあるのですね。ネットワークに強くない私には少し難しいですが、ブラウザを使ったwebシステムの弱点を克服するのがチーム医療3.0なのですね。では具体的にどのように弱点克服をされるのでしょうか。

狭間 : その実現ツールとしてiPadやiPhoneなどの携帯通信端末の活用を普及させます。児島さんもiphoneの「アプリ」をご使用になったことがあるのではないですか?
あれは一部webを使ったものもありますが、web強みを活かしながら先ほどお話しした弱点を克服することができます。

児島 : なるほど、これがチーム医療3.0なのですね。
狭間先生の造詣の深さにはいつも感心させられてしまいます。狭間先生は薬局3.0も提唱なさっていますよね。

狭間 : そうです。
立地に依存したいわゆる「調剤薬局」(=薬局2.0)から、薬剤師という人材に依存した医療提供施設としての「コミュニティファーマシー」(=薬局3.0)へ変るべきであると。
その為には薬剤師がバイタルサインを採集し、「自らが調剤した医薬品が適正使用されているか自らの手で確認する事」で、要介護高齢者の在宅での薬物理治療が増える我が国の地域医療のイノベーションになると提唱しています。

児島 : 薬剤師のバイタルサイン講習はメディセレでも実施していますが、先生はあゆみの会でバイタルサイン講習などを実施していらっしゃいますものね。しかし「薬剤師は患者に触れてはいけない。」と指導している大学もあるようですが、これについてはどう思われますか?

狭間 : そもそも、医療人として活動すべきと言われている職種が、その対象である人に触れずにどのように業務を行うのかと考えると、矛盾に気づかされるのではないでしょうか。

児島 : 確かにそうですよね。だから、そこから「ひと」に焦点を当てた「薬局3.0」があり、更に「医療3.0」とITを駆使し時代にそった医療の実現をしていくのですね。

狭間 : そういえば、そこでアイフォンに孫さんのサインを書いてもらったのですよ。

児島 : すごい!何と書いているのですか?

狭間 : 「志高く」です。

児島 : まさに今後の医療人に薬剤師に大切な言葉ですよね。
あ、ちなみに、私のアイフォンはこんなのです。

狭間 : (爆笑。)これ、メディセレの参考書、オレンジブックですか?
科目が「医療」ではなく、「社長」になっているのですね。
児島さんはアイデア豊富で面白いですよね。いつも刺激になります。

児島 : では最後に、6年制薬剤師へのメッセージをいただけますか。

狭間 : はい。わかりました。
医療崩壊が現実のものとなりうるなかで、その解の一つとなるのが薬剤師。
薬剤師が地域医療の現場で今まで以上に活躍の場を広げていくことです。
少子超高齢社会を迎えた我が国で、要介護高齢者の在宅での薬物治療が医療の多くを占めていくようになっています。
薬剤師は、処方箋に基づいて調剤を行うということだけではない新しい職能のあり方が求められていると思います。
医師から見れば、薬剤師の持っている専門性、特殊性は自らの薬物治療を適正に、安全に行っていくためには重要なものだと思います。
しかし、今まではなぜか医と薬との連携がしっくりいってこなかった現状もあります。
薬学教育6年制は、薬剤師のあり方を変え、医師と薬剤師との新しい連携を生み出す原動力になっていくはずです。
是非、将来の日本の医療をよりよいものにするために、皆さんの底力を見せていただきたいと思います。

児島 : 狭間先生、ありがとうございました。

 
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